Interview
インタビュー
#07Visiting Nurse

地域と共に歩む訪問看護の喜び

訪問看護師
2007年入職
Q : なぜ精神科で働こうと思いましたか。
人対人の関わりが好き。
私は新卒で草津病院に入職し、今年で17年目になります。もともと人対人の関わりが好きで精神科で働きたいと思っていて、実習で初めて草津病院を訪れました。その際、職員の方々の雰囲気が非常に良く、患者さんに対して常に患者目線で対応している姿が印象的でした。看護師として患者さんと向き合う際に、ただ治療やケアを提供するだけでなく、患者さんの立場に立って寄り添うことが大切だと感じた瞬間でした。実習で指導を受けながら、そのような看護に魅力を感じ、ここでで働きたいと思いました。

実際に働き始めてからは、草津病院の職場環境は想像以上に働きやすく、特に先輩方が非常に優しくサポートしてくれました。わからないことがあればすぐに相談できる環境が整っており、不安なことや疑問があっても先輩たちに相談して解決できる点が助かりました。このような温かい職場環境が、長く働き続けている理由の一つです。
Q : 現在はどのようなお仕事をしていますか。
訪問看護への挑戦とやりがい。
入職して、病棟、外来の看護師として働いてきました。現在は、自分の希望で訪問看護に従事しています。精神科医療の現場では、入院だけでなく、退院後に地域で生活するための支援が非常に重要です。私自身、病棟で看護をしているうちに、入院期間中のケアはもちろんですが、その後も継続して支援を必要としている患者さんが多いことに気づきました。そこで、病棟での経験を活かしつつ、地域で生活する方々へのサポートを学びたいと考え、訪問看護を希望しました。

訪問看護では、患者さんの生活環境に直接関わり、その方が日常生活で抱えている問題や人間関係の悩みなどをサポートすることができます。毎週訪問する中で、患者さんの生活に深く関与しながら、その方の成長を共に見守り、一緒に困難を乗り越えていく過程に非常にやりがいを感じています。うまくいかないこともありますが、看護を通じて人を支え、共に成長していくことが私の看護に対する考え方の根幹となっています。訪問看護は、人間としての深い関わりを持てる分、達成感や喜びが大きく、看護師としての自分を成長させてくれる貴重な経験だと感じています。
Q : 「こころホスピタル草津」となってどう感じましたか。
病院とともに成長。
ずっと新棟の建設計画の話は聞いていて、その完成を心待ちにしていました。そしてついに、新しい病棟「こころホスピタル草津」が完成し、病院が新たなステージへと進んだのを実感しています。病院名も「こころホスピタル草津」と、柔らかく親しみやすい印象を持つ名前に変更され、とても気に入ってます。
新しい病棟の完成により、病院とともに自分自身も成長できる機会が広がっているようにも感じています。また、新棟の魅力の一つは職員食堂です。食事がとても美味しく、栄養バランスも考慮されており、しかも手頃な価格で提供されているため、毎日の食事が楽しみの一つになっています。正直、他ではこんなに美味しい食事は食べられないと思うほどで、病院で働く特権のように感じています。笑

今後も病院とともに成長しながら、訪問看護というフィールドで地域の患者さんたちに寄り添い、よりよいサポートを提供していきたいと考えています。