自分のペースで療養できるストレスケア病棟への入院や、作業療法（OT）からデイケアを通して行う心理教育プログラムで病気の知識や対処法を学び、回復を目指します。心理教育プログラムは薬物療法と併用することで、症状の改善や再発予防に効果があるとされています。

認知症の原因には様々な脳の病気があり、どのタイプの認知症なのか見当をつけることで今後の生活にも備えられるため、初期段階での対応が大切です。当院では主に、広島市西部認知症疾患医療センターにて診断や初期対応を行い、必要に応じて薬物治療やリハビリテーション等を行っています。

統合失調症は、継続した治療を行い、再発や再入院を予防していくことが大切です。当院では治療を長期的な視点で捉え、薬物治療や病気と向き合うための心理教育プログラムの他、就労につなげるための訓練等も行っています。

アルコールや薬物、ギャンブルやゲームなどの依存症は「孤立の病」とも呼ばれ、安心して話せる居場所につながり続けることが大切です。主に、同じ問題を抱える患者さんと一緒に自分を振り返るプログラムで心構えを身に付けます。